みなさんこんにちは!
今回は京都に居住経験のある私が、京都あるあるをまとめてみました。
京都在住の方、観光で京都を訪れている方、観光ガイドには載ってない京都を知りたい方は、ぜひご覧ください!
※本ページはプロモーションが含まれています。
- 京都あるある
- 「どす」は言わない
- FRESCOの増殖スピードにビビる
- 中丹・丹後地域と京都市・山城地域との分断がエグい
- 市バスの一日乗車券廃止は衝撃
- どこに行っても学生がいる
- ぶぶ漬けは出てこない
- 観光客の混雑を避けるルートを知っている
- 京都の観光スポットには詳しくない
- 鴨川等間隔の法則
- タクシーの強気な運転
- 四条通はいつも渋滞
- 「まるたけえびす〜」はフルで歌える
- 「てらごこ〜」は歌えない
- 工事中のホテルの横には建設反対ののぼりがある
- 難読地名が多い
- 「京都・大阪・神戸」の並び順に厳しい
- 四条烏丸の都会感は最強
- 上京区と中京区のステータスは最強
- 遊びたいときは大阪に行きがち
- 京都の魅力は観光だけじゃないことを、もっと知ってほしい
- α-stationを聴くと落ち着く
- 旅先のコンビニが控えめな色だと親近感
- いうほど裏はない
- 最後に
京都あるある
それでは、いっしょに京都あるあるをみていきましょう!
共感できたら、あなたは真の京都人かも?
「どす」は言わない
京都人以外の方が京ことばを真似するときは、やたら「どす」を使います。
でも、京都人が日常生活で「どす」を使うことはほとんどありません。
たとえば、観光客の方が京ことばを真似てよく言うような、
「今日の天気はどうどすか?」
などといった使い方はしません。
使われるとしたら、祇園や宮川町などの花街のお座敷で、芸妓さんや舞妓さんが使うくらいでしょう。
FRESCOの増殖スピードにビビる
FRESCOとは、京都市を中心に事業展開しているスーパーです。
京都市内にはFRESCOがとても多いです。
京都市内に59店舗存在しています。(2023年5月現在)
「なんか工事してるなと思ったら、FRESCOの新店舗だった」という事も珍しくなく、こうしている間にも、FRESCOは京都にどんどん増殖しています。
中丹・丹後地域と京都市・山城地域との分断がエグい
京都府では、京都市や宇治市などのある山城地域と、京丹後市や舞鶴市などの京都府北部との間に、文化的にも資本的にも大きなな隔たりがあります。
そもそも、京都府は大きく分けると5つのエリアに分かれます。
京都府内のエリア分け
- 京都市
- 山城地域
- 南丹地域
- 中丹地域
- 丹後地域
中丹地域と丹後地域は京都府の最北部に位置し、京都市からは遠く離れています。
「古都、京都」のイメージとは遠く離れますが、実は京都府は丹後地域で日本海に面しています。
丹後地域や丹波地域は、丹波高原という京都府中部にある山地で分断されていて、京都市からの交通アクセスもよくありません。
さらに、京都市と京都府北部を結ぶ鉄道路線はJR山陰線の1本のみで、私鉄はつながっていません。
道路面では京都縦貫道の開通により、かつてよりはアクセスが向上しましたが、比較的料金が高い有料道路のため、頻繁に使うには躊躇われます。
ちなみに東京でも、23区と多摩地域との間に行政サービス面などにおける隔たりがあり、”多摩格差”などという言葉が存在しています。
でも、東京の多摩地域は京王線などの私鉄含め都心と繋がる鉄道路線が充実しているので、京都府内の隔たりに比べると可愛いものです。
そんな状況だからか、丹後地域などの京都市以外の京都府民は、京都市に行くことを「京都に行く」と言います。
同じ京都府内ですが、京都府民には「京都市以外の地域は”京都”ではない」という認識があるのです。
市バスの一日乗車券廃止は衝撃
2023年1月、京都市交通局は京都市バスの一日乗車券の廃止を発表しました。
観光客からも多く利用されてきた乗車券ですが、京都市民もちょっとしたお出かけや買い物に利用する方も多くいました。
そんな一日乗車券の廃止は、京都市民に衝撃をもたらしました。
どこに行っても学生がいる
京都府民以外にはあまり知られていませんが、京都は学生の街でもあります。
京都府は府の人口の約5.35%が学生です。
(データ出典 https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm 学校基本調査2017年)
これは全都道府県の中で1位の割合であり、東京都や大阪府よりも高い値となっています。
その理由は、京都市に京都大学や同志社大学、立命館大学などの有名大学をはじめとして、38校もの大学・短大のキャンパスが所在しているからです。
京都市内の中心部は坂道も少なく、大学のキャンパスから繁華街まで自転車でも容易に移動できるため、学生にとって住みやすい街です。
また、京都は都会な面がありながらも、古き良き街並みや歴史ある史跡を持った唯一無二の街でもあるため、京都で過ごした学生時代の経験は、一生の財産になります。
ぶぶ漬けは出てこない
京都といえば、
「ぶぶ漬けでもどうどす?」
という言葉が有名です。
でも、京都で暮らしていて、日常でこのフレーズを耳にする機会はほぼありません。
ぶぶ漬けを食べてみたいけど気軽に京都に行けないという人は、ネットからの購入でご家庭で気軽にぶぶ漬けを味わうことができます。
ぶぶ漬けでもどうどす?
観光客の混雑を避けるルートを知っている
京都の街中は、一年中ずっと観光客で混雑しています。
平日休日問わず、観光客でごった返しています。
そんな街で長く暮らす京都人は、観光客で混雑する場所を避けるような独自ルートを知っている人が多いです。
地元民だけが知っている裏路地や、観光客が立ち寄らないお店などを利用することで、渋滞をできる限り回避します。
京都の観光スポットには詳しくない
京都出身だと、京都好きな人たちからは羨ましがられることも多いです。
でも、地元すぎて行ったことがない有名観光地も多くあります。
理由は主に以下の3つです。
- いつでも行けるから
- 観光地は人が多すぎるから
- 観光地は料金が高いから
これは京都に限らず、全国の有名観光地出身の人には当てはまるのではないでしょうか。
鴨川等間隔の法則
京都市の中心部を南北に流れる川、鴨川。
三条大橋〜四条大橋付近の鴨川右岸の河川敷は、カップルがまったりと時間を過ごす定番デートスポットになっています。
そして、ここに座るカップルは、なぜかキレイに等間隔に距離をとって座ります。
京都の人には「鴨川等間隔の法則」と呼ばれていて、鴨川の名物となっています。
京都府出身のアーティスト・岡崎体育さんは、「鴨川等間隔の法則」をネタにした曲を作っています。
【はんなりと観光しながら聴こう!】京都にゆかりのある曲13選
タクシーの強気な運転
京都のタクシーは運転が荒いドライバーが多いことで有名です。
早く目的地に着いて観光したい観光客を乗せて、渋滞している中を少しでも早く移動するために、自然とそうなるのかもしれません。
特に、深夜の河原町通や四条通では、酔っ払い客を乗せたタクシーが文字通り爆走しています。
また、タクシーだけではなく京都の一般ドライバーにも当てはまることですが、京都市内では車間距離を詰めたがるドライバーが多いように感じます。
大阪と違って黄色信号はしっかりと停車する車が多いですが、車間距離に関しては大阪より攻め気味な印象です。
四条通はいつも渋滞
四条通の四条烏丸〜祇園の区間はいつも渋滞しています。
かつて四条通は片側2車線の大通りでしたが、交通量の減少を目指す京都市の政策によって、2015年に四条烏丸〜四条大橋東詰までが片側1車線へ変更されました。
これにより、四条通で交通渋滞が頻発するようになったため、地元住民は車移動するときにこのルートを必ず避けます。
そのため、この渋滞を作っているのは、観光で訪れた他府県ナンバーの車か、観光客を乗せたタクシー、バスです。
「まるたけえびす〜」はフルで歌える
京都には、通りの名前を覚えるための歌が存在します。
有名なのが、京都の東西の通りの名前を歌にした「東西の通りうた」(通称:「まるたけえびす」)です。
この歌は、名探偵コナンの映画「迷宮の十字路(クロスロード)」にも登場し、物語の謎を解く重要な鍵として使われました。
そのため、コナンファンの方は知っている人も多いのではないでしょうか?
そして、京都人はこの歌が自然と身についています。
京都の中心部は碁盤の目のように十字に路地が張り巡らされているため、慣れていないとどの道も同じに見えてしまいます。
でも、通りの名前を覚えていると、移動の際に迷うことはなくなります。
京都の通りには、上の画像のように通の名前を示す標識がたくさん設置されています。
そのため、この歌さえ覚えていれば、自分の現在地や向かうべき方向を探すのに役立ちます。
観光客の方も、覚えていて損はありません。
「てらごこ〜」は歌えない
京都の通り名の歌は、もう一つあります。
南北の通りの名前を歌にした「南北の通りうた」(通称:「てらごこ」)です。
しかし、こちらは前述の”まるたけえびす”よりはマイナーなため、覚えている人は少ないです。
覚えている方は、かなりの京都通です。
でも、「まるたけえびす」と「てらごこ」を組み合わせると、京都市中心部の地理が理解できるため、本当に地図いらずになります。
覚えていない方は、この機会に覚えてみてはいかがでしょうか?
工事中のホテルの横には建設反対ののぼりがある
京都に住んでいる人々は、京都のまちに誇りを持っている人が多く、「歴史的景観を保存するのは大切なこと」という想いを持っている方が多いです。
そのため、歴史あるお寺の近くに新しいホテルやマンションなどが建設される際は、必ずと言っていいほど反対運動が起きます。
そもそも京都市には、建築物の敷地や高さ、デザインなどを規制する「景観条例」や「眺望景観創生条例」があるため、大きな建物や周囲の景観を乱すような建物は建てられない決まりがあります。
しかし、その決まりに準拠していたとしても、街の景観や調和を必ずしも乱さないとは限りません。
歴史ある京都の街の景観や調和を守るために、住民自ら反対運動を行う人も多いのです。
そういった地元の方たちによる弛みない努力のおかげで、京都には歴史ある美しい街並みが今なお維持されています。
難読地名が多い
京都には難読地名が多くあります。
京都に長く住んでいると自然と読めるようになりますが、観光客や他府県の友人知人は初見では絶対に読めません。
これらの難読地名をスラスラと言えると、京都の人だな、と感じます。
「京都・大阪・神戸」の並び順に厳しい
雑誌やテレビなどで、関西における3大都市として、京都・大阪・神戸が横並びに記述されることが多くあります。
京都・大阪・神戸を並べて記述するとき、約1,100年も期間、都が置かれていた京都を一番最初の順番に置くことが、最もしっくり来ると感じています。
他にも、「京阪神」、「京阪」、「京滋」などの単語も同様です。
たまに「大阪・京都・兵庫」という並びを目にすることがありますが、そんなときは少しムッとしてしまうのです。
この順番を間違えると、京都人の感情を逆撫ですることになります。
四条烏丸の都会感は最強
京都で一番栄えているのは、四条河原町〜四条烏丸にかけてのエリアです。
中でも四条烏丸周辺は高層ビルが立ち並んでいて、いわゆる”古都、京都”の面影はなく、洗練された都会の様相となっています。
メガバンクや大企業の京都支社も四条烏丸周辺に多く立地しており、名実ともに京都経済界の中心地といえます。
華やかで人がより多く行き交うのは四条河原町〜祇園周辺ですが、スタイリッシュな都会感はやはり四条烏丸が別格。
京都人としては、四条烏丸の都会感を京都を訪れる観光客に見せて、「京都は洗練された都会だ」と知ってほしい反面、「京都らしさのイメージを失って欲しくない」という複雑な気持ちも持っています。
上京区と中京区のステータスは最強
京都には、”洛中”と呼ばれるエリアが存在します。
京都市の中京区と上京区の一部とされていますが、人によってその範囲の定義はまちまちです。
“洛中”はその昔、日本の首都・平安京の中心であったエリアです。
現代においてもその格式の高さは残っており、上京区と中京区は”ランクの高いエリア”として京都では一目置かれています。
特に中京区は繁華街としても栄えており、鉄道、バス、道路事情などにおいても利便性の高いエリアです。
そなため、地価も高く設定されています。
高級マンションも多く立地しており、京都好きな全国の富裕層の方が、居住地またはセカンドハウスとしています。
遊びたいときは大阪に行きがち
京都市は人口約150万人で、政令指定都市にも指定されている大都市であるため、生活や買い物のほぼ全てが京都市内だけで完結します。
しかし、イベントや有名アーティストのライブなど、”遊び”に関しては大阪のほうが充実している点が多いです。
少し悔しい部分でもありますが、遊びを求めて大阪に遊びに行く機会が意外とあるのです。
京都の魅力は観光だけじゃないことを、もっと知ってほしい
京都は観光地として以外にも、多くの魅力やエネルギーに溢れている街です。
例えば経済面。
以下の有名企業は、全て京都府に本社をおいています。
- 京セラ株式会社
- 株式会社村田製作所
- 日本電産株式会社
- 株式会社マルハン
- 任天堂株式会社
- 佐川急便株式会社
- 三菱ロジスネクスト株式会社
- 株式会社ジーエス・ユアサ・コーポレーション
- ローム株式会社
- 株式会社島津製作所
- マクセルホールディングス株式会社
- 宝酒造株式会社
- グンゼ株式会社
- アイフル株式会社
- 株式会社京都アニメーション
また、農業面では「京野菜」として、伝統的な手法で育てられた以下の野菜が有名です。
- みず菜
- 壬生菜
- 九条ねぎ
- 伏見とうがらし
- 賀茂なす
- えびいも
- 堀川ごぼう
- 聖護院だいこん
- 万願寺とうがらし
京都の観光地としての一面だけでなく、経済や農業などの面でも、全国的にもっと知られてほしいという思いがあります。
α-stationを聴くと落ち着く
京都のFMラジオ局といえば、α-station。
リスナーに寄り添った、聴くとリラックスできる番組が多く、若者からお年寄りまで、老若男女問わず京都の人々から愛されています。
受験勉強や家事のお供や、ドライブ中など、京都人なら誰でも一度は聴いたことのあるラジオ局です。
現代ではradikoアプリのエリアフリー機能を使って、全国どこからでも視聴可能です。
気になる方はぜひ聴いてみてください。
あなたに合った番組が、きっと見つかるはずです。
旅先のコンビニが控えめな色だと親近感
コンビニなどのチェーン店は、京都では派手さを抑えた色合いになっていることが多いです。
これは、観光に訪れた人たちのために、街全体から感じる京都らしさを損なわないため。
同じように、全国の観光地には、通常とは違った控えめな配色を使用したチェーン店が存在する地域があります。
古くからの温泉街などに多いのですが、そういった場所に京都人が旅行で訪れると、自分の地元と似た光景に、少し親近感を感じます。
いうほど裏はない
京都といえば”いけず”な文化を思い浮かべる方も多いでしょう。
有名なのは、前述したぶぶ漬けのエピソード。
他にも、”いけず”な文化は以下のような言葉で現れます。
「元気なお子さんどすなあ」 → うるさいから黙らせろ
「勉強頑張ったはりますなあ」 → 頑張らないとどうにもならないくらい地頭が悪い
「洒落た格好やなぁ」 → 服が奇抜で似合ってない
しかし、実際には裏などなく、本心で発言していることも多くあります。
というより、ほんとんどの場合は本心です。
「褒めてくれてるけど、この人は京都人だから何か裏があるはず、、、」
などといった深読みはせず、額面通りで受け止めてほしいと思っている京都人も多くいます。
「この人は京都人やから、裏があるはず」
と言われることに、京都人はうんざりしている場合もあります。
最後に
以上、京都あるあるでした。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
京都人の人もそうでない人も、この記事をきっかけに、京都のことをもっともっと好きになってもらえたら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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ちなみにこの2冊の筆者・井上章一さんは京都市生まれ京都市育ちですが、市内でも洛外の出身であることにコンプレックスを感じています。
そんな京都ならではの文化が垣間見えて興味深い二冊です。
京都に住んでいる方も、京都好きな他府県民の方も、ぜひお読みください。
↑2016年新書大賞1位の本です!
↑「京都ぎらい」の続編です。
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