この記事では、大阪一の繁華街・梅田について、大阪在住の筆者が解説していきます。
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「梅田」とは?
「梅田」は大阪市北区に位置している町名です。
梅田エリアには7つの駅があります。
JR・大阪駅、北新地駅、
阪急・大阪梅田駅、
阪神・大阪梅田駅、
大阪メトロ・御堂筋線梅田駅、
四つ橋線西梅田駅、
谷町線東梅田駅
です。
中でもJR大阪駅は、梅田エリア最大の5路線が乗り入れており、地理的にも利用者数的にも中心駅となっています。
北陸方面や山陰方面からの特急列車も乗り入れているため、”大阪の顔”と言っても過言ではない駅です。
梅田エリアの1日の乗降客数は約250万人と、大阪のみならず、西日本最大のターミナル駅です。
乗降客数250万人という数字は、世界でも第4位にあたります。
ちなみに、1位〜3位も日本の駅で占められており、1位は新宿駅、2位は渋谷駅、3位は池袋駅となっています。
大阪、そして西日本一の繁華街である梅田は、人、車ともに多くが行き交うため、地上駅は存在せず、梅田エリアの7駅全てが高架駅または地下駅となっています。
阪急大阪梅田駅は高架駅、
JR大阪駅は高架駅と地下駅を併用、
それ以外は全て地下駅です。
一般的に「梅田」というと、地名としての大阪市北区梅田だけではなく、梅田から徒歩圏内にある、周辺の町名をも包含したエリアを指しています。
梅田は一丁目から三丁目までがありますが、その周辺にあたる茶屋町、角田町、大深町、芝田、堂山町、兎我野町、曾根崎
また、中津、福島、大淀、西天満、中崎についても、一部を梅田エリアとすることがあります。
このあたりは、明確に定義されているわけではなく、人によってその範囲は異なります。
梅田中心部
梅田中心部には商業施設施設が多数立地しており、大丸大阪梅田店、LUCUA、LUCUA1100、阪神百貨店、ヒルトンプラザ イースト、ヒルトンプラザ ウエスト、ハービスPLAZA ENT、ハービスPLAZA、大阪駅前第1〜第4ビルなど、枚挙に暇がありません。
また、2024年7月開業予定のKITTE大阪が入居するJPタワーもあります。
そのほか、改装中の大阪マルビルや、マイナーですがE-maやブリーゼブリーゼなどもあります。
梅田は地下街も発達しており、複雑に入り組んだ通路がまるで迷路のようであるため、「梅田ダンジョン」という異名もあります。
とはいえ、梅田が通勤・通学定期券内にあるなどして梅田をよく利用する人の場合は、いつのまにか地下街の道にも慣れ、迷うことはなくなります。
転職先を探すなら!茶屋町
茶屋町とは、大阪市北区にある町名です。
梅田エリアの中では北東に位置しており、阪急大阪梅田駅の東隣です。
茶屋町には10〜20代の若者向けのお店が多く、ロフト、ジュンク堂、NU茶屋町などの商業施設が多いエリアです。
比較的最近再開発がされたエリアであるため、都会的で洗練された街並みとなっています。
特に夜の茶屋町は並木道がライトアップされてとてもキレイなのでオススメです。
大衆居酒屋よりはオシャレなお店が多いためか、梅田エリアの中では比較的治安の良い場所です。
ちなみに、一般的に梅田エリアは周辺の地名までまとめて「梅田」とひとくくりにされるため、「芝田」、「角田町」、「大深町」などの梅田周辺の地名は知名度が逆に低いのですが、この「茶屋町」だけは特別で、一般的にも認知度が高い地名です。
そのため、友達に「今日、茶屋町に遊びに行こ!」と言っても伝わります。逆に、「今日、芝田に遊びに行こ!」だと十中八九通じないです。「芝田ってどこ?」と返されます。
芝田
芝田は大阪市北区の町名です。
阪急大阪梅田駅が立地しているのもこの芝田です。
梅田のど真ん中でであるものの、この辺りは通常「梅田」とひとくくりにされるため、「芝田」という町名の知名度は高くないです。
ただ、ヨドバシカメラ北東角の「芝田1」交差点は、ラジオの交通情報で渋滞の起点として登場することが多いので、ラジオ好きの関西人なら耳馴染みがある人も多いかもしれません。
そんな芝田には商店街があり、阪急電車の線路西側の道路に沿って、飲み屋などが軒を連ねています。
若者の街「茶屋町」のすぐ隣ですが、このあたりは若者よりも仕事終わりの男性サラリーマンが多い印象です。
角田町
角田町も大阪市北区にある町名です。
阪急うめだ本店(通称・阪急百貨店)や、HEP FIVE、HEP NAVIO、ESTなど、大型商業施設が複数位置しています。
角田町は、先にご紹介した芝田、茶屋町と併せて「阪急村」といわれていて、阪急阪神東宝グループの商業施設や社屋が多く立地しています。
阪急百貨店、HEP FIVE、HEP NAVIOは阪急阪神東宝グループが運営しています。
ちなみにESTはJR西日本グループが運営しています。
HEP FIVEとESTは10〜20代の女性向け、HEP NAVIOは少し年齢層が高めかつ男性客が多めなイメージです。
阪急百貨店は老若男女全ての世代が利用しています。
HEP FIVEはなんといっても赤い観覧車が有名です。
JRの電車内からでも見えるので、梅田のランドマークといっても過言ではないでしょう。
そんな観覧車ですが、乗ったことがある人は以外と少ないのではないでしょうか?
この観覧車、搭乗料金は1人600円と破格の安さです。
さらに、阪急阪神おでかけカードというポイントカードまたはSTACIAカードという阪急阪神グループのクレジットカードを提示すると、そこから100円引きになるという驚きの価格設定です。
地元では「HEPの観覧車にカップルで乗ると別れる」という都市伝説が有名ですが、カップルで乗った後も別れずに円満に続いているカップルも当然もいるので、安心して乗ってください。
HEP NAVIOにはシネコンのTOHOシネマズが入っています。
梅田エリアには映画館が何箇所が4ヶ所ありますが、このTOHOシネマズが一番大きな映画館です。
また、男性向けのハイブランド店が多く入居している阪急メンズ大阪(通称・メンズ館)もHEP NAVIO内にあります。
大切な人へのプレゼント購入のために訪れている人が多くいる印象です。
大深町
大深町はJR大阪駅の北西すぐに位置している町名で、通称・うめきたと呼ばれるエリアです。
大深町には元々、JRの広大な貨物駅がありましたが、民営化に伴う収益改善のために土地は売却され、「うめきたプロジェクト」として再開発が行われてきました。
再開発エリアであるうめきた地区で2013年に先行オープンしたグランフロント大阪では、オシャレなお店が多く入居しています。
グランフロント大阪は北館と南館の2棟があるのですが、オシャレなバーや飲食店も入居しており、お金に余裕のありそうなオトナたちが楽しそうに過ごしていてキラキラしています。
さらに、大深町の西半分にあたるエリアは「うめきた2期」として再開発が進められてきましたが、2024年に「グラングリーン大阪」としてついに街開きされる予定です。
「グラングリーン大阪」には、商業施設、都市公園、ホテル、オフィス、タワマンなどが立地する計画となっています。
都心のターミナル駅のすぐ横に、このような大規模な都市公園が立地するのは世界でも稀であるため、梅田のイメージがまた大きく変わることでしょう。
梅田、ひいては大阪の新しい顔として、今後どのような発展の仕方をするか楽しみなエリアです。
曾根崎
曾根崎は梅田エリアの南東付近に位置する町名です。
近松門左衛門作の人形浄瑠璃で有名な「曾根崎心中」の舞台になった場所です。
「露天神社」(つゆてんじんじゃ)(通称・お初天神)という有名な神社もあり、「お初天神通り」という通りの名前にもなっています。
この辺りは歓楽街であり、居酒屋が多くあります。
また、梅田エリア全体を所轄する警察署「曾根崎警察署」があるのもこのエリアです。
阪急百貨店のすぐ南にある交差点に面しています。
この曾根崎警察署、所轄内に西日本最大のターミナル駅である大阪駅・梅田駅があり、周囲も一大繁華街ということもあって、日本一レベルで忙しい警察署として有名です。
そんな大変な警察署であるのにも関わらず、ひらがなの優しいフォントで「そねざきけいさつ」と書かれているのが逆に怖いのは、わたしだけではないはずです。
梅田は人が多い分、トラブルに巻き込まれる可能性も高めなので、この警察署の位置とアクセスは、一応頭に入れておくと安心です。
曾根崎新地
曾根崎新地は梅田の南にある町です。
JR北新地駅を南側に出てすぐの場所にあり、一般的に、このあたりは堂島の一部や堂島浜の一部も含めて「北新地」や「新地」と呼ばれています。
北新地は歓楽街であり、東京・銀座と並んで日本を代表する高級飲食店街となっています。
そのため、サラリーマンの接待によく利用されています。
逆に、庶民によるプライベートでの利用は少ないかもしれません。
そして、なんといっても北新地のすごさは、歓楽街であるにも関わらず、風俗店やパチンコ店が一切ないことです。
高級な料亭、バー、クラブ、ラウンジなどが、曾根崎新地本通りを中心に、びっしりと立ち並んでいます。
JR北新地駅や四つ橋線西梅田駅が近いのですが、接待利用やお金持ちによる利用が多く、また、「終電を気にせずに遊びたい」という理由から、電車ではなくタクシーを利用して来店する客が多いのも特徴です。
あまりにもタクシー利用者が多く、周囲に渋滞が多発したことから、22:00〜翌1:00までは北新地への自動車の乗り入れや周辺における駐停車が禁止されています。
堂山町・太融寺町・兎我野町
堂山町、太融寺町、兎我野町は、それぞれ梅田エリアの東側に位置する町名です。
曾根崎を含めたこのエリアは”ザ・歓楽街”といった町で、比較的安価な飲み屋が非常にたくさん軒を連ねています。
中でも阪急東通りはアーケードが設けられており、朝まで営業しているカラオケ店も複数あるため、学生の飲み会にもよく利用されています。
そして、週末の朝は道がゲロまみれになっています。
また、このあたりは風俗店も多く、見るからに怪しい看板やキャッチによる客引きもよく見かけます。
夜でも明るく、人通りも多く、学生などの若者も多く行き交うまちですが、歓楽街という町の特質から、茶屋町や角田町と比べると治安がよくありません。
明るくて人目も多いので、複数人で飲みに来る分には全く問題ありませんが、夜間に1人で訪れるには少し危険かもしれません。
特に女性の場合は、夜は1人では近づかない方が良いでしょう。
堂島
梅田エリアの南端に位置するのが、この堂島です。
ジュンク堂が入居している堂島アバンザなどの商業ビルもありますが、堂島は全体的にはオフィス街となっています。
梅田エリアからは外れますが、すぐ南の堂島浜、中之島、淀屋橋、本町にかけて、大阪を代表する大企業の本社が多く立地しており、大阪の商業の中心部の一部です。
大淀
大淀は梅田エリアのなかでも北西端に位置しているまちです。
JR大阪駅から徒歩15分ほどの距離にあり、ギリギリ徒歩圏内であるため、梅田エリアに含まれます。
大淀には梅田スカイビル、ザ・シンフォニーホール、梅田シャングリラなどが位置しています。
梅田スカイビルの最上階は展望フロアになっており、大阪の街を360°見渡すことができます。東京のスカイツリーや東京タワーから見る景色と違い、大阪には六甲山や生駒山などの山が近くにあることを実感できます。
ザ・シンフォニーホールはクラシックのコンサートで主に使用されるコンサートホールです。
また、梅田シャングリラではライブやイベントがよく開催されているので、開催日には特に若者が多く行き交っています。
そんな大淀ですが、全体的には普通の住宅街となっています。
梅田から近いということもあって、タワマンなどの高層ビルも多くありますが、町の中心〜西側にかけては、2〜3階建ての一般的な住宅が多い街並みになっています。
まとめ
大阪一の繁華街である梅田ですが、いろいろな顔を持っています。
茶屋町のように洗練されたオシャレなエリアもあれば、曽根崎や東通りのように雑多な歓楽街があったり、北新地のように高級歓楽街のエリアもあります。
うめきたでは再開発も進んでおり、今後の梅田の発展が楽しみです。
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