こんにちは!ラズベリーです。
みなさんは車の運転には慣れていますか?
おそらく、こちらのサイトを見てくれている人は、車の運転にあまり慣れていない人か、慣れてはいるけど、より安全に運転をしたいと思っている方だと思います。
今回はそんな方に向けて、私が実践している安全運転テクニックをお伝えします。
私は現在地方在住で、公共交通機関があまり発達していない地域なので、毎日車を運転しています。
通勤・買い物・外食・遊び全て車移動です。
そんな私が日々の運転を積み重ねる中で身につけた、事故を起こさず安全運転をするために実践しているテクニックを10個お伝えします。
教習所では教えてくれない内容もあるので、必読です。
※本ページはプロモーションが含まれています。
安全運転テクニック<運転前の準備編>
まずは、運転する前の準備です。
安全に運転するためには、事前に準備をしておくことも大切です。
1. 視界の確保
まずひとつ目は視界の確保です。
人間が得る情報の約8割は視覚からだといわれています。
周囲の情報をもとに車を操作する運転において、いくら運転技術が高くても、視界がクリアでないと安全に運転することはできません。
マリオカートをやったことがある人ならわかると思いますが、イカスミ攻撃されたら、まともに走れませんよね?
実際の車でも同じことがいえます。(まあ、実際の運転でイカスミ攻撃されることはまずありませんが。笑)
視界を確保するために私が実践していることは定期的な洗車です。
特にフロントウインドウ、リアウインドウ、ドアウインドウなどのガラス部分、そして、ルームミラー、サイドミラーのミラー部分はキレイにしておきましょう。
上記の名称を見て「???」という人は、「ガラス部分とミラー部分は特にキレイする」と覚えておけばOKです。
洗車の頻度はできれば週に1度はしたいところですが、なかなか忙しくて難しいですよね。
それでも、視界をクリアにしておくことは大切なことなので、「フロントガラスが汚れてきたな」と思ったら、洗車するようにしてください。
どうしても洗車する時間がない場合は、車のガラスやミラーを拭くための商品があるので、そちらを使用してください。
2. 定期的なメンテナンス
次に、定期的なメンテナンスです。
実は車のメンテナンスは、法律で定められた義務なんです。
道路運送車両法第四十七条にて、点検と必要に応じた整備が義務付けられています。
そのため、メンテナンスを怠り、安全性能に不備のある車で公道を運転することは、法律違反になります。
違反すると、当然罰せられます。
メンテナンスと聞くと「難しそう」、「車に詳しくないからムリ」と拒否反応を示してしまう方も多いと思いますが、そんなに難しいことをする必要はありません。
安全運転するために最低限必要なメンテナンスは次の3つです。
- 車検と6ヶ月点検
- タイヤの空気圧調整
- ガソリン給油
順にご説明します。
車検と6ヶ月点検
車検については説明不要ですね。道路運送車両法第五十八条と第六十一条において、2年に一度車検を受けることが義務付けられています。
更新期限が近づくと、車検のお知らせのハガキが届くので、ハガキが来たら忘れずに車検を行いましょう。
また、車検とは別に、6ヶ月点検も行った方がいいでしょう。
6ヶ月点検とは、車検を行っている業者が6ヶ月おきに行ってくれる任意の点検のことです。
こちらは任意なので法律上の義務はありませんが、素人では分からない車の状態をプロの技術で検査してくれるので、車検と同じくらい大切です。
「車検だけで十分でしょ。余分なお金払いたくないよ。」という人もいますが、車は自分や自分の大切な人の命を預けて走るものなので、6ヶ月点検にもお金をかけるだけの価値はあります。
できれば半年に1度、最低でも年に1度は点検してもらいましょう。
もちろん、車検を行った半年間は行わなくて大丈夫です。
タイヤの空気圧調整
さきほどの車検や6ヶ月点検は多くの人が行っていますが、それに比べると、タイヤの空気圧調整は行っていない人が多いです。
でもこれ、とっても大切なんです。
タイヤというものはゴムでできているので、時間がたてば空気が抜けていきます。
ゴム風船をしばらく放置しておくと、しぼんでしまうのと同じです。
タイヤの空気が抜け、空気圧が不足すると、燃費の悪化、タイヤの劣化の促進につながり、最悪の場合、走行中にバースト(タイヤが破裂)してしまいます。
「大袈裟だな。破裂なんてしないよ」と思われるかもしれませんが、実際に、2019年度のJAF救援依頼ランキングでは、”タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足”による救援依頼件数が2位となっています。
(出典:https://jaf.or.jp/-/media/1/2590/2610/2639/2640/3303/N_2019_year_four.pdf)
それなのになぜタイヤの空気圧調整を行っている人が少ないのか?
理由は簡単で、教習所で教わらないからです。
教習所では、タイヤの空気圧調整について学科の授業で簡単に触れられる程度で、空気圧調整のやり方までは教わらないのです。
でも、やり方はとっても簡単です。正直、拍子抜けするレベルです。
しかも、お金は一切かかりません。セルフのガソリンスタンドに行けば、誰でも無料でできます。
やり方が分からなくても大丈夫。ガソリンスタンドのスタッフに聞けば、無料で教えてくれます。
タイヤ4本の空気圧調整にかかる時間は合計5〜10分くらいです。
頻度については、月に1度で十分でしょう。
月にたった5〜10分の時間をかけるだけで、車の安全性、タイヤの性能維持を保てると思うと、やらない手はありません。
ガソリン給油
こちらは単純明快です。
ガソリンを給油しましょう。
「当たり前じゃん。」と思われるかもしれませんが、重要なことです。
実際に、高速道路で燃料不足によって停車した車が、後続から来た車に追突される死亡事故が発生しています。
JAFの救援依頼ランキングでも、”燃料切れ”は一般道路で第7位、高速道路で第2位です。
(出典:https://jaf.or.jp/-/media/1/2590/2610/2639/2640/3303/N_2019_year_four.pdf)
「ガソリンを十分な量入れておく」というのも、運転の安全性を高めるための、立派なメンテナンスなのです。
また、ガソリンが極度に少ない状態で走行することは、エンジンの故障にもつながります。
こまめに燃料計を確認し、半分を切ったら給油しましょう。
その他
この他にも、ランプ、エンジンオイル、制動装置等のメンテナンスも行った方がいいのですが、1人では難しかったり、素人ではどうしても分からない部分も多いので、その辺は車検や6ヶ月点検にてプロの整備士さんにお任せしましょう。
また、運転していて「なんかおかしいな」と違和感を感じたら、すぐに車検を行っている業者にみてもらいましょう。
座席、ハンドル、ミラーの調整
これらは教習所でも教わりますね。
順にご説明します。
座席の調整
まずは、座席の調整です。
大半の車は座席の下や右側部分にレバーあるので、こちらを使って調整します。
調整するのは2つ。シートの位置と背もたれの角度です。
深く座った状態で、楽に運転できる位置と角度に調整しましょう。
この時のポイントは下記2点です。
- 肘が十分伸びているか
- 視界が確保できているか
肘が曲がった状態だと、ハンドルを回す際にうまく回せません。
といっても、ピンと張った状態だと逆に回しにくいので、肘の角度は130〜150°くらいが目安です。
また、視界に関しては明確な基準はありませんが、先頭で信号待ちしていても手前の信号機が見えるくらいの位置と角度となっていれば問題ないでしょう。
ハンドルの調整
次にハンドルの調整です。
こちらは明確な基準はありませんが、先ほどの肘の基準に当てはまっていれば問題ありません。
自分が操作しやすいと思う位置に調整しましょう。
ハンドルの下にレバーがあるので、このレバーを使って調整します。
ミラーの調整
続いて、ミラーの調整です。
ミラーには2つあります。ルームミラーとサイドミラーです。
ルームミラーは、リアウィンドウを通して後方が十分見えていればOKです。
サイドミラーの調整基準は人によって意見が分かれるのですが、私は主に下記2点の基準で調整しています。
- ミラーの内側4分の1くらいは自分の車の車体が見えている。
- ミラーの下側半分くらいは地面が見えている。
なぜ自分の車の車体や地面が見える必要があるかというと、距離感をつかみやすくするためです。
ミラーの調整は、人から運転を交代した時に特に忘れがちなので、忘れないように注意しましょう。
安全運転テクニック<運転編>
続いて、いよいよ運転編です。
一般道路では車だけでなく、原付や自転車、歩行者にも注意しなければならないため、いろいろな注意が必要です。
発進・加減速・停車は徐々に
まずは発進・加減速・停車についてです。
車の運転における安全性確保の第一歩は、自分の車の動きを相手に知らせることです。
周りの車に、「あ、この車動き出したぞ。」「この車、もうすぐ停車しそうだな。」と気づかせることが重要です。
そうすれば、周りの車もあなたの車に合わせて加減速したり避けたりすることが可能だからです。
もし、あなたの車が予想外の動きをすると、周りの車はあなたの車を回避できず、衝突してしまう危険性が高まります。
そのため、発進・加減速・停車はゆっくりと行いましょう。
また、急発進、急加減速、急ブレーキは非常に危険です。
絶対にやめましょう。
ウィンカー・ハザードを正しく使う
続いて、ウィンカーとハザードについてです。
さきほど、自分の車の動きを相手に知らせることの重要性をご説明しました。
ウィンカーとハザードは、まさに自分の車の動きを相手に知らせるためにあります。
ウィンカーを正しく使う
まず、ウィンカーを使う正しいタイミングは下記3つです。
- 右左折の30m手前
- 車線変更の3秒前
- 駐車場内での右左折の10m手前
この3つを徹底していれば、ウィンカーの効果を最大限発揮することができます。
たまに、右左折や車線変更の直前の一瞬だけしかウィンカーを出さない人がいますが、それではウィンカーの意味がありません。
周りの車があなたのウィンカーに気付いたとしても、それが直前であれば衝突を回避できないからです。
さらに、車線変更でウィンカーを出さない行為は大変危険です。
「周りに車がいないからいいや」と思っていても、車には死角があります。
事故を起こした人たちは、よく「いないと思っていたところに車がいた」と言っています。
車には死角があることを意識した上で、ウィンカーを正しく使いましょう。
ちなみに、駐車場内でのウィンカーの使用は義務ではありませんが、周りの車や歩行者に自分の車の進路を知らせるために、ウィンカーを使用した方がより安全です。
ハザードを正しく使う
続いて、ハザードについてです。
教習所ではハザードの使用方法は路肩に停車する場合くらいしか教わりません。
ですが、実際の運転では、様々な場面でハザードが使用されます。
具体的には、下記です。
- 路肩に停車している時
- 前方の渋滞を後続車に伝える時
- 割り込みをさせてもらった時
- 駐車場にて駐車する時
ハザードの使用方法については、別の記事でまとめる予定ですが、主に「停まってますよ」「渋滞してるから停まりますよ」「割り込みさせてくれてありがとう」「これから駐車しますよ」の4つの意味があると覚えておけばOKです。
早めのヘッドライト点灯
続いて、ヘッドライトの点灯についてです。
夕方、あたりが少しでも暗くなってきたら、早めに点灯することを心がけましょう。
ヘッドライトは、辺りを照らすためだけのものではなく、自分の車の存在を周りに知らせるためのものでもあります。
そのため、「まだヘッドライトで周りを照らすほどの暗さではない」と思っても、周りの車に自分の車の存在を知らせるために、早めにヘッドライトをつけましょう。
特に、夕方は「薄暮の時間」といって、一日の中で最も交通事故が発生する時間帯です。
(参照元:https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/hakubo.html)
明るい昼間や、暗くてもライトがハッキリ点いている夜間に比べ、あたりが中途半端な明るさのため、視界が悪くなるためです。
プロ野球でも、「薄暮の時間にフライが上がると、見にくのでエラーしやすい」とよく言われます。
その上、夕方は会社や学校からの帰宅者で車や自転車、歩行者の通行が増えるので、事故が起きやすくなります。
早めにランプをつけることで、少しでも事故の危険性を減らしましょう。
車間距離を確保する
続いて、車間距離についてです。
適切な車間距離を空けておくことで、前方の車が急ブレーキなど予想外の動きをした場合でも、事故を回避することができます。
適切な車間距離については、いろいろな意見があるのですが、私はいわゆる”3秒ルール“を意識しています。
“3秒ルール”とは、九州大学の松永名誉教授が考案した、安全な車間距離に関するルールです。
60km/hで運転中、危険に気付いてから反応するまでに1.5秒、ブレーキを踏んでから停車するまでに1.3秒かかるので、車間距離は3秒間で進む距離だけ空けておくというルールです。
実際にこのルールを実践した運送会社では、事故が減少したというデータもあります。
とはいえ、車間距離を空けすぎると、今度は隣の車線を走っている車に割り込まれたり、後ろの車から煽られたりと、逆に危険な目にあう可能性もあります。
車間距離については明確な答えがないんですね。
それでも、この3秒ルールが最も現実的でかつ、効果的な車間距離だといえると思います。
一時停止は完全に停まる
続いては、一時停止についてです。
一時停止は完全に停まりましょう。
「いやいや、当たり前じゃん」という人もいれば、「毎回毎回、馬鹿正直に停まってらんないよ。周りに車がいなかったら、減速するだけで十分でしょ。」という人もいると思います。
ですが、一時停止は完全に停まりましょう。
法律に定められているからというのももちろんあるのですが、何よりも、事故を回避するためにとても重要なことなんです。
みなさんは、「コリンジョンコース現象」というものをご存知ですか?
最近はテレビや新聞でも取り上げられることが増えたので、ご存知の方もいると思います。
コリジョンコース現象とは、見晴らしの良い交差点において、横から等速で近づいてくる車は認知しづらくなるという現象です。
目の錯覚の一種なのですが、これが原因で起きる事故が多発しています。
コリジョンコース現象による事故の当事者は、「何も無かった所から車が突然現れた」と言っています。
とても不思議なことですが、「車がいない」と思っていても、実際には車がいることがあるのです。
「車がいないから、一時停止しなくていいや」という認識の危険性が分かってもらえたかと思います。
一時停止の標識があるところでは、どんなに見晴らしがよく、車がいないと思っていても、必ず一度、完全停止しましょう。
そして、前方と左右の安全を確認した上で、再度アクセルを踏んでゆっくり発進してください。
ルームミラーやサイドミラーで周囲の状況把握
続いて、ルームミラーやサイドミラーでの状況把握についてです。
ルームミラーやサイドミラー、左右のウィンドウから、自分の車の周囲の状況をこまめに確認して、自分の車の周囲のどこに車がいるのかを常に把握しましょう。
周囲の車の状況を把握しておくことで、咄嗟に前方の障害物を避ける場合などに、別の車に衝突することを防ぐことができます。
狭い路地・駐車場は20km/h以下
最後に、狭い路地・駐車場での走行速度についてです。
狭い路地や駐車場で走行する際は、20km/h以下を維持しましょう。
なぜなら、これらの場所は見晴らしが悪く、歩行者や自転車がいつ、どこから飛び出してくるかわからないためです。
歩行者や自転車が急に飛び出してきても、ブレーキですぐに停まる、または、万が一衝突したとしても、被害を最小限に抑えるために、ゆっくり走行しましょう。
最後に
まとめ
以上、事故を防ぐ運転テクニックについて、10個ご紹介しました。
これらを実践できれば、事故に遭う確率をグッと下げられると思います。
でも、だからと言って「自分の運転技術を過信しないこと」も大切です。
運転をする以上、どんなに安全に気を配っていても、事故に遭うリスクを0にすることはできません。
でも、その確率を下げることはできます。
今回の記事が、そのお助けになっていれば幸いです。
補足
任意保険には必ず加入しましょう。
万が一事故を起こしてしまった場合、賠償金は1億円を超える場合もあります。
そんな時、任意保険に入っていなければ、自分にとっても相手にとっても不幸なことになってしまいます。
事故は起こさないことがベストですが、万が一起きてしまった場合のことを考えて、任意保険には絶対に加入しておきましょう。
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